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令和6年度 香川県支部総会の開催報告

令和6年度(第34回)香川県支部総会報告                       

 

 創設第34回目の香川県支部(在籍者約380名)の支部総会が高松市の「JRホテルクレメント高松」で開催された。大学からの来賓として永星副学長、有信会本部からの来賓として川畑理事長、大阪支部からの来賓として岡部支部長代理、徳島支部からの来賓として錦野支部長、特別ゲストとして前善通寺市議会議員の大西智晴氏らの出席を賜った。会員の出席は、医学部4名、商学部4名、経済学部3名、法学部2名、薬学部1名、体育学部1名、看護専門学校1名の総勢16名。

 四国ブロック3支部の内、愛媛県支部長の豊田氏が体調不良で欠席され、常連の医学部幹事・岩本正博氏が日本糖尿病学会出席(座長)で欠席されたのが残念であった。また、製薬企業四国支店関係者数名が転勤になった。支店都市高松の宿命とはいえ、毎年のように寂しい思いをする。

 なお、昨年と同様に今年も会席での蜜を避けるために、一応総会を開催はしたものの積極的な出席勧誘は行わなかった。

 <総会>

松本副支部長が開会を宣言し、その後、物故者に黙とう。続いて、事業報告、会計報告、活動報告を行い、総会行事は無事終了。活動報告のなかで、高木支部長が友好支部である大阪支部関西総会、徳島支部総会、九州産業大学同窓会「楠風会」の香川県地方本部60周年記念総会への出席、それぞれの総会の状況を報告した。

 <記念講演>

 今年の講演は、会員で、社会医療法人財団大樹会「総合病院回生病院」理事長の松浦一平氏(福大医学部院博士~米スタンフォード大医学部院博士:整形外科医)が担当。同病院は、標榜診療科29、認可病床数398の香川県内有数の大病院であるが、最近は特に整形外科部門の充実に力を入れている。

 しかも、その大きなバックボーンとなっているのが福大医学部整形外科教室だとのこと。すでに同教室出身OBが4人おり、来春には6人になるという。県内の病院でこれだけ福大医学部OBがいるのは珍しい。変形性関節症やリウマチなどの疾患により悪くなった関節の一部を人工関節に置き換える人工関節置換術をロボット技術で支援するのが、ロボティックアーム手術支援システムである。最近では保険適用になり、注目されている。この手術支援システムを使った手術を担っているのも福大OBだという。

 そこで、同病院整形外科の現況と香川県内初のロボティックアーム手術支援システム導入による人工関節置換手術の現況、及び福大医学部整形外科教室との連携状況などについて詳細に報告してもらった。

 <来賓あいさつ>

来賓挨拶に移り、まず永星副学長が福大病院新本館のオープン、学長室のある大学本館の建て替え予定、建て替え場所など、大学の種々の現況について具体的に報告され、また、有信会川畑理事長は、有信会の業務計画に加え、部創設90周年の福大女子剣道部が第43回全日本女子学生剣道大会で初優勝したこと、野球部OBの木下里都投手(KMGホールディングス/球速156Km)がドラフト3位で先輩梅野捕手のいる阪神に入団したことなど、卒業生の活躍について詳細に報告された。

 <懇親会>

役員の出席不足で段取り不十分な点がある中、徳島の錦野支部長の長い乾杯の挨拶の後、無事開宴。和洋折衷の讃岐料理に讃岐の銘酒「金陵」、四国工場製の出荷間もない「アサヒスーパードライ」、源平屋島の夜景、備讃瀬戸の潮騒を背にしながらの福大談議、思い出話に花が咲き、どの会員も実に嬉々としていた。会員の自己紹介も大いに盛り上がり、2時間の懇親会はあっという間であった。今年は、看護専門学校OGの出席があり、特筆すべきことであった。医学部OBからの案内で間接的に知ったとのことであったが、看護専門学校OGもれっきとした有信会員、我々の名簿には掲載されていなかった。どのような扱いになっているのであろうか。

校歌斉唱の後、合田隆行会員の万歳三唱で総会行事はすべて終了。二次会の会場21F「バースカイラウンジ」へ移動。一部の会員の出席ではあったが、カクテル中心のメニューで、高松港の夜景を堪能しながら、これまた和気藹藹の盛会であった。来年も盛会を期待したいものである。

 <その他関連して>

 くしくも総会2日前の11月28日には、福岡市長提唱のインバウンド対応組織「西のゴールデンルートアライアンス」の第2回メンバーズセミナーが当会場隣の高松市国際会議場で開催された(第1回セミナーは5月福岡大名リッツカールトン)。高島市長以下関西以西各県の知事、市町村長、米国旅行会社担当もお見えになり、香川、瀬戸内の観光資産、来年開催の瀬戸内国際芸術祭の運営方法など、活発な意見交換がなされた。同アライアンスの会長は高島福岡市長、副会長は大西高松市長ということで、これまた香川と福岡の縁が深くなりそうで、福大有信会香川県支部の認知度も高くなりそうに感じる。

 香川から福大へのアスリート進学者も増えている。支部長はじめ、教員職の支部会員の努力もあり、棒高跳びジュニアオリンピック銅メダル選手(男子)や春高バレー優勝2回、国スポバレー優勝校の主力選手(女子)の進学など、支部による広報活動の効果も徐々に上がっている。

 

 

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